File No.0037
FERRARI
250 SWB
其の壱、ボディ関係。
ボディ前部。
左よりグンゼ、イタレリ、エッシー(以下、同)。
イタレリだけ、ボンネットが別部品となっています。
ボディ後部。
上面。
上より、グンゼ、イタレリ、エッシー(以下、同)。
スケールで比較。
ドアの前側のラインで70mmの目盛りを合わせる。
実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 173.0mm
全幅 : 68.8mm
全高 : 53.5mm
WB : 100mm
GUNZE | ITALERI | ESCI | |
---|---|---|---|
全 長 | 164mm | 166mm | 166mm |
全 幅 | 71.6mm | 72.2mm | 71.6mm |
(W B) | 98mm | 100mm | 101mm |
さて、ボディ関係の細部を観察。
ボンネット。
ノーズ先端のR具合に相違がありますね。
フロントウィンドウの縦幅、グンゼ狭く、イタレリが広い、エッシーはその中間程度。
エンジンフードの長さも相違がありますね。
イタレリだけエンジンフードが別部品です。
もち、エンジンの再現がある為。
しかし、エッシーにもエンジンが再現されており、
開ける(自力で切断)コトは可能ですが、
開閉機構は無く、有るのは全開の状態を保つ部品のみです(笑)。
これが、イタレリのエンジンフード。
ボディ前面部。
イタレリだけ、ボディ下部が別部品となっている。
フロントグリル開口部に相違があります。
これが、フロントグリル。
上段左:グンゼの枠、同右:グンゼのエッチングパーツの格子。
下段左:イタレリ、同右:エッシー。
グンゼはハイテックで、エッチングに格子を作るコトになる。
別途、跳ね馬のエッチングもある。
イタレリは全体にメッキが掛かってます。
跳ね馬付き。
エッシーは普通にパーツとして。
しかし、跳ね馬マークは無い(部品も、デカールも)。
リヤ部分。
こちらも、三社三様ですね。
イタレリだけ下部が別部品です。
これにより、ボディ下部の回り込みがないので、
金型構造が簡略化出来、
ランナーにボディが組み込まれるコトが可能なんですね。
リヤフェンダー。
イタレリのが比較的出っ張っていますね。
ウィンドウ、リヤトランクのライン等に若干の相違があります。
リヤフェンダーにある、エアーのアウトレット部の形状は
エッシーのがヤケに大きいのわかります。
給油口。
偶然なのか、すべて同じ箇所となっています。
ココの箇所だと、1961年式らしいです。
60年式とかですと、リヤトランクの角にあるらしいです。
側面から。
前側:
フェンダー上部の曲線具合に相違があります。
サイドのウィンカーはエッシーのみ一体。
また、エアーのアウトレット部分にも相違がありますね。
中央:
ルーフ後部の下がり具合、ドア形状(前方下部)、
ウィンドウの形状に相違が見られますね。
ドアノブ、こちらもエッシーのみ一体となってます。
ドア下部の丸凸はエッシーのみ無い。
後側:
テールの形状に結構相違がありますね。
グンゼは前方に倒れ気味、
イタレリは逆に後部に。
エッシーは比較的丸めになってます。