File No.0113
ISUZU
117COUPE
其の壱、ボディ関係。
ボディ前部。
左より、童友社、フジミ、ハセガワ(以下、同)。
3社そろう、初期型です。
ボディ後部。
すべて、並べると。
ボディ前部。
左から、童友社、フジミ・ハンド、フジミ・前期、フジミ・後期、ハセガワ・前期、ハセガワ・中期、ハセガワ・後期。
ボディ後部。
側面。
上段:童友社。
中段:フジミ・ハンド、フジミ・前期。
下段:ハセガワ・初期型、ハセガワ・後期。
後期の実車側面。
上面。
上:童友社、中:フジミ、下:ハセガワ。
実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 178.3mm
全幅 : 66.6mm
全高 : 55.0mm
WB : 104.2mm
半分合成。
ルーフ前端で合わせる。
上:童友社、下:フジミ。
上:童友社、下:ハセガワ。
上:フジミ、下:ハセガワ。
フロントを合わせる。
若干、アオシマの方が長い。
結構、部分部分で違っていますね。
DOYUSHA | FUJIMI | HASEGAWA | |
---|---|---|---|
全 長 | 181mm | 174mm | 175mm |
全 幅 | 70.5mm | 67.7mm | 67.5mm |
(W B) | 111mm | 104mm | 104mm |
さて、ボディ関係の細部を観察。
型の表記が違うので、便宜上ハセガワの表記で統一します。
初期型=童友社、フジミ・ハンドメイド。
中期型=フジミ・前期型。
後期型=フジミ・後期型。
年代で区別すると、
初期型:1968年(S43)〜1972年(S47)
中期型:1973年(S48)〜1976年(S51)
後期型:1977年(S52)〜1981年(S56)
とのコトです。
ボンネット。
上左:童友社、上右:フジミ。
下左:ハセガワ(初期型)、下右:ハセガワ(後期型)
金型的に4種と思われるので、ハセガワの後期型を右下に。
ワイパーカウル部分のボディ側。
フジミはすべて別部品でボディ側に凹みがある。
ハセガワは初期型はボディと一体で、
中期型と後期型が別部品となっているので
フジミ同様にボディ側に凹みがある。
ワイパーカウル、大き目。
左より、童友社、フジミ、ハセガワ。
スリットの感じは童友社が大き目ですが、中央と左右での3分割構成は同様。
上左:フジミ・前期型、後期型(共通部品)。
上右:ハセガワ・中期型。
下右:ハセガワ・後期型。
フジミは2種類で、ハセガワは3種類となる。
ワイパー。
童友社は、ボディと一体。
フジミ(上)は3種分とも共通ハーツとなっている。
ハセガワは初期型(中)と中期・後期型(下)と分類されている。
フロント斜め。
童友社以外、フロントパネルは別部品となっている。
フロント正面。
グリル。
フロントグリル(初期型)。
ライト部分。
童友社はレンズ部分まで一体。
中央のエンブレム拡大。
童友社は比較的?、何かを表している。
フジミ、ハセガワは同じ感じ。
ちなみに、実車ではこんな感じで、「唐獅子」になっている。
まあ、1/24で再現するのは無理そうですが。
フロントグリル(中期型)
ライト部分。
中期型のエンブレム。
共に、唐獅子的な感じにはなっていますね。
フジミのは形状が間違っている感じです。
レンズ部品は、初期と中期は共通。
フロントグリル(後期型)。
ともに、メッキパーツではなくなる。
ライト部分。
ハセガワはショート防止のランドの処理が必要。
ライトリフレクター部品。
レンズ部品。
エンブレム。
共に、エンブレムのデカールは存在する。
左:フジミ・初期型、中:フジミ・中期後期、右:ハセガワ(黒線のみのも有)。
取説では、フジミは貼る箇所は表示されているが、
ハセガワは配番もされていない「おまけ」的になっている。
バンパー。
童友社は上下割で、フロントのウィンカー形状も一体。
手前がフロントで、奥がリア用。
フロントバンパー(初期型)。
フジミ(左)、ハセガワ(右)。
上部に付くウィンカー取り付けの凹みがある。
部品は共に上下割り。
ウィンカー(初期型)。
フジミはクリアパーツのみ。
ハセガワはクリアパーツとメッキパーツの構成。
フロントバンパー(中期型)。
ウィンカーの設置箇所が下部になる。
部品割りはフジミが前後で、ハセガワ上下となっている。
ウィンカー(中期型)。
フジミはクリアパーツでも無くなる。
ハセガワは変わらず、クリアパーツとメッキパーツの構成。
フロントバンパー(後期型)
バンパーに埋め込みウィンカーとなった為に共に前後割りとなっている。
ウィンカー部分。
フジミは開口されているのみで、そこのクリアパーツを入れるのみ。
ハセガワは、奥にリフレクターがあり、クリアパーツを入れる構成。
フロントパネル。
フロントパネル(初期型)。
童友社は一体。
フジミ、ハセガワは、別部品となっている。
下部開口部は共に、メッシュのモールドが施され塞がっている。
メッシュの形状が三社三様。
フロントパネル(中期型)。
開口部若干の形状相違があります。
フジミは初期型と同様な処理。
ハセガワは、開口されている(メッシュのパーツ等は無い)。
また、ハセガワには両端に凹みのモールドがある。
フロントパネル(後期型)。
こちらも、開口部若干の形状相違があります。
フジミは単純な凹みのみとなる。
ハセガワは、開口されている(メッシュのパーツ等は無い)。
また、ハセガワには両端に凹みのモールドがある。
フロントフェンダー。
左上:童友社、右上:フジミ(初期型)
左下:ハセガワ(初期型)、右下:ハセガワ(後期型)。
初期型のフロントフェンダーのウィンカー。
童友社はボディと一体。
フジミ、ハセガワはメッキパーツとなっている。
ハセガワには、ボディ側に取り付ける凹みがある(上記ボディ側面の画像参照)。
中期・後期のフロントフェンダーのウィンカー。
フジミはメッキパーツで、ハセガワはクリアパーツ。
ハセガワはボディが開口されているの。
フェンダーミラー(初期型)。
童友社、フジミは左右分割でミラー面にラインがあるが、
フジミはかなり薄目、しかし共にミラー面にヒケがある。
ハセガワはラインが出ないように配慮されている。
フェンダーミラー(中期・後期型)。
フジミにもミラー面の部品はあります(撮り忘れ)。
ハセガワは本体も分割されている。
フジミの中期型(箱表示は前期型)の箱絵にミスがある。
フェンダーのエンブレム。
左上:童友社、右上:フジミ。
左下:ハセガワのメッキパーツ、右下:ハセガワのデカール。
童友社はボディにモールドされている。
フジミはデカールのみ。
ハセガワは所定の場所にメッキパーツを設置し、上にデカールを貼る。
ハセガワの見るとわかりますが、
マスコットの絵は左右の向きがあります。
下のメッキパーツも左右があります。
童友社とフジミは左右の区別はありません。
中期、後期型のエンブレム。
左上:フジミ(中期型)、右上:フジミ(後期型)。
左下:ハセガワのメッキパーツ、右下:ハセガワのデカール。
ここでもフジミは左右の区別は無し。
また、フジミの中期型は、先の初期型と大差無い。
ハセガワの中期型はメッキパーツの下のみ使用し、
ボディの凹みを一部埋める必要がある。
また後期型はメッキパーツを2つ使う。
上の長方形のモノは、初期型のと若干大きさが違う。
ドア。
ドアノブ。
童友社は一体で、フジミ、ハセガワはノブが別部品となっている。
三角窓。
リアフェンダーと給油口。
リアフェンダーのマーカー。
中期、後期型用。
上段、フジミ。
中段:ハセガワ。
下段(デカール)左より、フジミ共通、ハセガワ中期、ハセガワ後期。
共に、メッキパーツの枠にクリアパーツを入れる。
その隣に、デカールを貼る。
リアトランク。
リヤの角部分、フジミ他より角張っている。
リア斜めより。
フジミのみ、リヤパネルが別部品となっている。
リア正面。
フジミのリアパネル。
これの差し替えで3種を賄う。
初期型のテールランプ。
童友社はメッキパーツのみ。
テールランプ、中期・後期型。
フジミは長いメッキ部品に長いクリアパーツを入れる。
ハセガワは長いメッキパーツに左右に分かれたクリアパーツを入れる。
フジミにはリフレクターはあるは、ハセガワは一面のみ。
中央には「ISUZU」の文字がモールドされている。
フジミは文字のデカールとなる。
初期型のトランクエンブレム。
フジミはデカール、ハセガワはメッキパーツデカールを貼る。
中期、後期型。
中央にいすゞのマーク。
こちらも、同じ処理。
グレード表示。
フジミは左右につける。
中期型と後期型ノーマルタイプは同じ様に貼る。
後期型のスペシャルデカール版は使わず。
ハセガワ中期型。
メッキパーツには「AUTOMATIC」のみ貼り、「E」はこちらでは塗装となっている。
おまけ?として、デカール(下)もある。
キットは唯一AT仕様で製作となっている。
だから、「LIMITED EDITION」なのかも?
ハセガワ後期型。
メッキパーツ+塗装となる。左上のは辛うじて「星」2つのマーク。
こちらも、デカールはある。
ハセガワには、他のグレードマークもあり、「L」と「J」の文字もある。