File No.0027

FERRARI F50

其の壱、ボディ関係。


ボディ前部。
左よりタミヤ、、ハセガワ/レベル、LEE(以下、同)。
タミヤのみ、バンパーが別部品。
また、フロントウィンドウの枠は、クリヤーパーツと一体となっているので、ボディには無い。


ボディ後部。
こちらは、開閉が可能なようになっているので、似たようなモノです。



スケールで比較。
上よりタミヤ、ハセガワ/レベル、LEE(以下、同)
長さ的には似たような感じです。

実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 186.7mm
全幅 : 82.8mm
全高 : 46.7mm
WB : 107.5mm

実際にキットを測定(数値はおよそです)。
TAMIYA HASEGAWA/R LEE
全 長 186mm 189mm 188mm
全 幅 84.2mm 81.8mm 81.2mm
W B 107mm 108mm 107mm
全長はタミヤキットがフロントバンパーがランナーについたまま
ボディと組んで測定可能だったので、より実車の全長と同様に測れる。
全幅は後部のボディ側で測れる箇所で。
WBはアーチ頂点間を目安に。

さて、ボディ関係の細部を観察。

ボンネット。
タミヤは中央の凸具合が他より先端が細い。
タミヤのみ、エンブレムの部分が凹んでいる。


ボンネット、後ろより。
ダクトの開口サイズが異なりますね。


フロントバンパー。
タミヤのみ別部品で内側よりクリヤーのネットパーツをつける。
ハセガワ/レベル・LEEはネット部分が一体。
跳ね馬マークは、タミヤはインレットで、他は一体。


ドア上部と給油口。
タミヤはドアノブが長めで、給油口の部分は別部品となっている。


サイドミラー。
上:左がタミヤ、右がハセガワ/レベル。
下:両方ともLEE。
ステー(足)はタミヤのが細い。
LEEには、他とは違う形状のミラーがある。
箱絵の完成品は、この形状違いのを使っている様な感じ。

※ハセガワ/レベルの取説を見ると、LEEの様なミラーで絵が描かれている感じ。
途中で金型改造したのかな?
他にも、タミヤと形状がかなり相違があるパーツもあり。


ドア後部にあるインレット部品。
タミヤのはドアのラインに端を合わせているが、
他のは途中で切れているので、組み立て時に処理が必要ですね。


ルーフ。
リヤウィンドウの開口形状が異なります。
タミヤのはクリヤーパーツが開口部の大きさとなっており、
クリヤーパーツにもボディ色を塗って楕円状の窓となる。
他は開口部が楕円状となっている。
一見、金型的には抜けない様に見えるが、パーツを斜めにして対応している。
よって、クリヤーパーツは楕円の形状になっている。


タミヤには、バルケッタとベルリネッタが兼用となるため、
バルケッタのロールバーを含みパーツがある。


リヤ、エンジンフード部。
タミヤのみスライドでリヤスポイラー一体となっている。
他はリヤスポイラーは別部品となる。
また、ハセガワ/レベルのみ、後部中央の「FERRARI」ロゴが入っているので、
塗り分けか、削ってデカールとなる。
タミヤはインレット対応。
LEEはデカールのみ。
形状は似たようなモノですが、タミヤのが中央ウィンドウ両側にある”山”が鋭角気味になっています。


その中央のウィンドウパーツ。
タミヤと比べると、ハセガワ/レベルのが多少長めで幅も広く、LEEは単に幅が少々広い。
まあ、似たようなものですね。開口数も同じだし。


リヤのネット部分。
共に、クリヤーパーツで対応。
ネットの細かさはレベルが細かいが、LEEは再現無し。
「跳ね馬」マークは、タミヤはインレット対応で、
ハセガワ/レベルは塗り分け、
LEEに至っては形状もデカールもないが、取説には「塗り分け」の指示が・・・。


テールランプ。
これは、さすがに同じ感じです。
ちゃんと左右の区別もあります。





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