File No.0020

NISSAN
SKYLINE GT−R(R32)

其の壱、ボディ関係。


正面より。
左よりタミヤ、フジミ、アオシマ(以下、同)
中央のフジミのが白いので、コントラストが合わせにくいです。


後部。
こちらは、同じ様な感じ・・・・・(^^;


スケールで比較。
上よりタミヤ、フジミ、アオシマ(以下、同)

実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 189.4mm
全幅 : 73.1mm
全高 : 55.8mm
WB : 108.9mm

実際にキットを測定(数値はおよそです)。
TAMIYA FUJIMI AOSHIMA
全 長 189mm (185mm) 188mm
全幅@ 74.7mm 73.8mm 74.9mm
全幅A 75.2mm 74.4mm 74.7mm
W B 109mm 109mm 109mm
全長はフジミがバンパー別体なので参考値でボンネットフード先端測定する。
全幅@はフロントフェンダー部、全幅Aはリアフェンダー部で測定。

さて、ボディ関係の細部を観察。


ボンネット上部面
タミヤのみ、エンジン付きでクリヤーパーツしている。
また、タミヤのみ”ウォッシャーノズル”がない。
中央部の凸具合、
タミヤがハッキリ形状しており前側が少々幅が狭くなっている。
フジミは幅が広め、アオシマはフジミより狭く、共に平行に近い。
また、アオシマのみノーズの”S”マークがモールド化されている。


バンパー、ライト部関係。
左上タミヤ、同下アオシマ、右上下フジミ。
タミヤはプロジェクターのレンズを入れ、周囲はシルバー塗装。
フジミは単にシルバー塗装のみで、奥行きが無い。
アオシマは、別部品でシルバー塗装のみ。
グリルはアオシマ以外は開口されている。
バンパー中央の開口部もアオシマはラジエーターが一体でふさがっている。


ライト部品。
タミヤはサイドのウィンカー部分とは別部品。
他は一体。
フジミがプロジェクターの凸レンズ効果を施してある。


そのフロントバンパー横から。
フジミ以外はボディと一体なので、スライドの分割ラインがある。
タミヤ少々大きめ(まあ、タミヤのキットは現役ものだし)
アオシマはバンパー下部の角度が大きく、チンスポが大きめとなっている。


フロントフェンダー上部。
各社の大きさ違いがあるか!?
と、見た目そんなに差がないですね。
多少タミヤが大きいって程度です。


フロントフェンダーのGTマーク部分。
タミヤは、ベース状の凸がありその上にデカールを貼る。
フジミはデカールのみ。
アオシマは凸がありさらに”GT”の文字まで入っており、デカールは無し。


ドアノブ部分。
フジミが形状的に小さい。
タミヤ、アオシマ同様ですが、アオシマのキーシリンダーがヤケに大きい。
上部のフェンダーとドア部分の画像を見るとわかりますが、
ドアノブ付近のラインがタミヤでは上部が出っ張っており、
フジミはその具合が小さめとなっているが、
アオシマのみ完全に凸は無い状態。
ラインの強調性が弱くなってます。


ルーフライン。
ココにも各社に多少差がありますね。
タミヤは前側が狭く直線的。
フジミはだいたい平行。
アオシマは曲線となっている。


一番、気になるリアフェンダーの比較!
やはりタミヤが大きいですね。
だいたいフェンダーだけでは1〜1.5mm程度。
あと、後部の絞り方に差もありますし、フェンダー上部の幅も違いますね。
それぐらいで雰囲気って変わるものなのですね。


斜め上より見ると。
タミヤのが大きく見えます。
凸具合もありますが、ラインがハッキリしている分、さらに強調されるって感じです。
特にアオシマのはダルダルに見えてしまいます・・・。

幅に関しては、タミヤが上記の表にもありますが一番幅広となっていますが、1mm程度です。
フェンダー自体では左右それぞれで1mm程度の差がありますので(左右で2mm程度になる)、
単純に比べると1mm程度の差が生じます。
トランク幅は各社ともだいたい同じとなっておりそこでの差はほとんどありませんでした。
そーなると、あとは何処が調整したかとなります。
ボディを各所で測定してみますと、さらに差がある部分が出てきました。
それは、フェンダー上部の部分です。
この部分は、そのままドアの部分まで繋がっているラインです。
タミヤはこの部分の幅を狭めるコトによってフェンダーの張り出しを強調させた感じですね。
Rフェンダー上部、リヤウィンドウ下部付近では、
タミヤが一番狭く、次いでフジミ、そしてアオシマとなり、その差は最大で2mm程度です。
ドアノブ付近でもタミヤとフジミはだいたい同じですが、アオシマは2mm弱広いです。
各社ともここら辺の処理は結構違いがあるのですね。



後部、”GTR”部分。
”SKYLINE”の文字は各社凹文字となっています。
GTRのエンブレムは、フジミのみデカール処理。
タミヤ、アオシマはデカールは無く、塗装指示となっている。
ランプ部分はタミヤ以外、
ウィンカー(丸の間にある四角の部分)もクリヤーパーツしている。


そのテールランプパーツ。
タミヤは丸の部品が4個。
フジミ、アオシマは左右毎に一体。


ナンバープレート左右のバックランプ。
タミヤはL字状の形状。
フジミは左右一体。
アオシマは三角柱状の部品となる。


タミヤ、アオシマのみ、左側の”NISSAN”文字が凸モールドされている。
タミヤ、アオシマともデカールはない。
フジミのみデカール処理のみ。


リヤスポイラー。
後部の段差?の具合がそれぞれ異なる。
タミヤは低め、フジミほとんど無い、アオシマ高め。





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