File No.0107
LANCIA
DELTA HF integrale 16v
1989 SANREMO RALLY
其の壱、ボディ関係。

ボディ前部。
左より、ハセガワ(evo)、ハセガワ、プロター(以下、同)。
evo=evoluzione(エボルツィオーネ)、ラリーキットは「SUPER DELTA」。

ボディ後部。

側面(左側)。
上より、ハセガワ(evo)、ハセガワ、プロター(以下、同)。

実車。

側面(右側)。

上面。
実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 162.5mm
全幅 : 70.8mm
WB : 103.3mm
evo車は、16vより70mm幅が広いそうです。
1/24換算で、2.9mm程度。

半分合成。
ハセガワ(上)、プロター(下)。
フロントを合わせる。
若干、プロターが短い感じですね。

ハセガワ(上)、ハセガワevo(下)。
ウィンドウの位置が前後に相違してます。

プロター(上)、ハセガワevo(下)。
| HASEGAWA | HASEGAWAevo | PROTAR | |
|---|---|---|---|
| 全 長 | 162mm | 162mm | 161mm |
| 全幅F | 69.3mm | 72.8mm | 70.2mm |
| 全幅R | 69.2mm | 71.8mm | 71.6mm |
| (W B) | 103mm | 103mm | 103mm |
さて、ボディ関係の細部を観察。

ボンネット。
上左:ハセガワ、上右:プロター。
下左:ハセガワevo、下右:プロター(以下、同)。
プロターはボンネットが別部品で、取説では単に固定です。エンジンはありません。
しかし、ランナーにはヒンジ部品があるので、開閉は可能な感じです。
過去に、エンジン付きキットが存在してたかは不明です。
各社、スリット部分は抜けている。

ボンネット、スリット部(ウィンドウ側)。
上左:ハセガワ、上右:プロター、下左:ハセガワevo(以下、同)。
ハセガワは曲線的で、プロターのは直線的。
ハセガワは縦方向にも格子があり、16vとevoの差異もある。
また、金型の分割も、ハセガワは奥、プロターは表面側と異なる。

ボンネット、スリット部(先端側)
共に直線的ですが、両端の角度が相違している。
ハセガワは先端に向かって狭く、プロターは平行となっている。
また、evoはさらに両脇に小さい部分がある。
金型の分割もウィンドウ側と同様になっている。

フロント斜め。
ハセガワはフロント部分はすべて一体。
プロターはグリルが別部品。
ハセガワevoはグリル、ライト部分が別部品。

グリル。
上左:ハセガワ、上右:プロター。
下左:ハセガワevo、下右:ハセガワevo。
プロターのみがグリルの格子が開口されている。
ハセガワevoはヘッドライト違いで2種ある。

ヘッドライト。
上左:ハセガワ、上右:プロター。
下左:ハセガワevo、下右:ハセガワevo。

ヘッドライト、クリアパーツ。
左(上下共)より、ハセガワevo、ハセガワ、プロター。

フロントバンパー。
ぱっと見、違う感じもありますが、ハセガワのナンバー取り付け部分が無かったら、
似た様なモノになりますね。

ウィンカー。
上左:ハセガワ、上右:プロター。
下左:ハセガワevo、下右:ハセガワ市販車用。
ウィンカーの内側に牽引フックが設置される。
ハセガワevoは、ラリー車時は右の四角部品が牽引フックと入れ替わる。
ハセガワ市販車は、ウィンカー、スモールランプとなる。

牽引フック。

バンパー下部。
ハセガワは市販車と共通なので、リフレクター形状がある。
ラリー車では塞ぐ部品、市販車ではクリアパーツとなる。
プロターは、開口穴のみ。

フロントフェンダー。
プロターの方は若干丸味があります。
ハセガワevoのみ、実車でも一体らしいので、
上面は繋がっている感じになっている。

実車。

ドア部分。
プロターはドライバー側のドアが開閉可能ですが、
軸にU字部分を差し込む感じで、固定はされない。

ドアノブ。
ハセガワはボディと一体です。
プロターは別部品になっているが、前後の区別は無い。

ドアミラー。
ハセガワ、プロター共に楕円形状。
プロターはミラー面が凹んでいるが、ミラー部品が無い。
市販車は四角い形状となる。

ウィンドウ。
ハセガワは別々で、専用部品となっている。
プロターはドア部分のみ別部品がある。

ワイパー。
プロターは全体的にのっぺりしている。
ハセガワevoのみ、市販車なので、リアワイパーがある。

ルーフのベンチレーション。
ハセガワは周囲に薄い金型での分割ラインがあり、
市販車のと入れ替え式となっている。
ベンチレーションは一体の部品があり、被せるだけです。ルーフには全体的な穴のみ。
プロターは左右のフタが独立しているので、ルーフは2つの穴となる。
ハセガワevoは分割ラインがないので、ラリー仕様も無いと思われます。

リヤフェンダー。
上左:ハセガワ、上右:プロター。
下左:ハセガワevo、下右:ハセガワevo左側。
フェンダーは、フロントと同じ感じです。

給油口部(右下は実車のです)。
ハセガワには、ラリー車と市販車対応で、給油口付近が入れ駒となっている。
ハセガワ:平面的なフタになっている。これが市販車となると、下のevo市販車と同様な形状となる。
ハセガワevo:市販車状態。ラリー車となると、上の形状の様になり、左の円形部分は平面となる。
プロターは、ボディの凹みと貫通穴に、円形の部品となり、円形部品内側には、ホース部品が付く。

給油口の室内部品。
燃料タンクへのホース的な部品。
ハセガワは凸部をフロアパーツに固定。
プロターは、凸側を上記部品に取り付ける。

リアハッチ。
ハセガワが直線的で、プロターは上下が若干曲線的に。
ハセガワevoは、リアスポイラー取付部分がある。

リア部。
ハセガワは全体的に一体となっている。
プロターはバンパー下部、ライセンスプレート設置部分が別部品になっている。

ライセンスプレート設置部分。
プロターはノブと共に、別部品になっている。

バックランプ。
ライセンスプレートの左右に設置。
ハセガワは斜面に設置するので、三角状になっている。
プロターは台があり、部品は板状に。

テールランプ。
プロターのは厚肉成形になっており、中央部分がヒケ気味。
デカール。
デカール単体で、ミュージアムコレクションから発売されているので、ここでは取り上げます。
同率の縮尺をしています。
シュンコーからも、発売されてますが、入手出来ずで、全体のみです。
ミュージアムコレクションのは、今でも入手可能と思われます。

左:ハセガワ、中:プロター、右上:ミュージアムコレクション、右下:シュンコー。

「MARTINI」マーク。
左:ハセガワ、中:プロター、右:ミュージアムコレクション(以下、同)。

ラリーイベントマーク。
ミュージアムコレクションのみ、カーナンバーが選択可能。

カーナンバー。

「LANCIA」マーク。

ナンバープレート。
下段は、ミュージアムコレクションで、2台分ある。

ドライバー名。
ハセガワは、国旗の部分は重ねる。

フロントフェンダーのスポンサー。
ハセガワは、赤文字部分は重ねる。
プロターのみ、一枚貼り。

フロントドア部分。
ハセガワ、ミュージアムコレクションは、下段の所文字が抜けておりボディ色を利用となる。

フロントバンパー。

フロントフェンダーの「MICHELIN」文字。

リヤフェンダーの「ビバンダム」マーク。

フロントバンパー、下部。

リヤハッチ。
ハセガワは重ね貼り。

電源マーク。

リヤの車名。

フロントウィンドウ上部。

ボディ側面のマルティーニ・ストライプ。
プロターは、中央部分が後部と一枚に。
形状が微妙に違いますね。