File No.0052

Mercedes-Benz
SLS AMG

其の壱、ボディ関係。


ボディ前部。
左よりレベル、フジミ(以下、同)。


ボディ後部。


スケールで比較。
上よりレベル、フジミ(以下、同)
フロントのホイールアーチ後端で”50”の目盛りを合わせてます。

全長:4640mm
全幅:1940mm
全高:1265mm
WB:2680mm

実車を24分の1で単純換算すると、
全長 : 193.3mm
全幅 : 80.8mm
全高 : 52.7mm
WB : 111.6mm

実際にキットを測定(数値はおよそです)。
REVELL FUJIMI
全幅前 80.5mm 80.6mm
全幅後 80.8mm  80.5mm 
(W B) 112mm 112mm
全長はレベルがバンパー別体なので未測定。
全幅前は前輪部分のフェンダー、全幅後は後輪部分のフェンダー幅です。
WBはホイールアーチ頂点で測定(目視)。



さて、ボディ関係の細部を観察。


ボンネット。
レベルはエンジン再現なので、ボンネットが別部品となっています。
ボンネット長さ的にはほぼ同等で、
幅方向はレベルが若干狭い(と、言っても0.3mm弱)。

フェンダー上部の稜線(凸部分)に金型のラインがあります。
レベルはライト部分直前に外側に急に曲がっており、そこから先端部は少々ダルな感じに。
フジミは、同じように外側に行ってますが比較的手前より鈍角に外側行き、
先端部分までもある程度保っています。


ちなみに、レベルのボンネット裏は、こーなってます。


ボンネット後部のアウトレット。
上段:レベル、下段:フジミ

レベルは、ボンネットに凹みがあり、メッキされた部品(フィンとメッシュが一体)が入ります。
メッキの高温処理の具合でしょうか?上右の様に部品が歪んでいます・・・・・(^^;
まあ、入らないでしょうね!!

フジミは、フィンが一体となっており、メッシュ部品を付けるようになっており、
さらに「上級者向」で、付属エッチングパーツに置き換えることも可能にしています。
まあ、ほとんどエッチングになりそーですが。



フロントバンパー。
左より、レベル、レベルバンパー、フジミ。
レベルはバンパーが別部品。
中央開口部は、両社ともほぼ同等です。


中央開口部(レベル)。
右上の部品をベースに、左下のデカールを貼り(メッシュのモールドがあるので、無くても大丈夫そう)、
左上のメッキ部品2つを付ける。


中央開口部(フジミ)。
部品の構成は似たようなモノ。
左上の部品にスリーポインテッド・スターのエンブレムが一体になっている程度。
ココにも「上級者向」のエッチングがある。
中央の丸い部分にもメッシュがあるので、ここら辺はレベルとの違いがある。

    
ヘッドライト部分。
レベルはメッキ処理されているが、フジミは無い。

実車も、メッキ部分が少ないので
そこら辺分かれたトコロでしょうか?




ボディサイド。
側面のアウトレット部分の凹み具合が少々相違がありますね。
見た目、フジミの方が厚めに見えますが、測定するとほぼ同等です。


サイドのアウトレット。
ボンネットの部分と同じ様になっています。
レベルのメッキ部品は、こちらのは比較的歪んでいない。

※フジミのエッチング、取説の番号と違う部分を使っていますが、
形状と大きさ的にこちらかと思うのは気のせい?


ガルウィングドア。
レベルは可動式になっています。
比較的合うようにドアの内側にボスがあります。


レベルのドアヒンジ部分。
取説の図の様に、右下の部品をボディ側に、ドア内装上部部品を挟み固定。
ドア部品の軸が四角になっており、それを利用して、
全閉、中間止め、全開と状態を保持出来るようになっています。
ある程度、動かしていると甘くなるどーですが(笑)。


ドアノブ拡大。
レベルの方が深めの溝になっています。


ドアミラー。
レベルはドアミラー・ウィンカーにクリヤーパーツがある。
フジミは塗装でカバー。


給油口。
レベルはメッキ部品があるが、少々ダル目。


フェンダーの形状。
まあ、パッと見似たような感じですね。
幅もそーそー変わらないようだしね。


リヤバンパー。
左より、レベル、レベルバンパー、フジミ。
レベルはバンパーが別部品。
中央部のナンバー設置凹み幅は、両社ともほぼ同等です。
マフラー口の外側寸法、フジミが若干狭い。


マフラー。
奥の開口部分、レベルは単に丸穴で、フジミは楕円となっている。


スポイラー。
フジミの取説では120kmになると、自動で可動すると記載。
フジミはスポイラーを別部品にして、選択式に。
可動状態の為、ボディの凹み部分にも形状がある。


フジミ、可動時の支柱。


後部、スリーポインテッド・スターのエンブレム。
レベルは凹み部分にメッキ部品を固定。
フジミは、ボディにマークはあるが、「上級者向」のエッチングがある。
但し、元のモールドの方が立体感はあり、エッチングは単に板に過ぎない・・・。
どちらを選ぶか?

    
 
テールライト部分。
フロント同様、レベルはメッキ処理されているが、
フジミは無い。

実車の写真を載せてみる(撮影は自分です!)。
クリヤーパーツにクリヤーレッドで周囲を囲み、中央に1本濃いめのレッドがリフレクター側にある感じ。
他は、メッキ部分となる。
レベルの塗装指示は、基本クリヤーパーツのみで、枠のラインはあるものの中央部分には無い。
フジミは逆に黒部品にレッドとシルバーでの塗装指示。
共に、危うい感じもするが・・・。

実車にある様に、プレスラインがクリヤーパーツを縦断しています。
共に、パーツにラインはあります。
フジミの方がややハッキリしています。 


リヤ中央下部。
バックフォグみたいなモノでしょうか?
F1のテールにあるようなモノ?
台形状の凹みに12個のランプがある。
共に、数は同じですが、配列に相違があります。
実車の並びはフジミの方が近いと思われます。

点灯している写真では、見て左2列は白で、
右2列は赤ないしはオレンジのランプの様です。


凹みに入る、クリヤーパーツ。
レベルは単に板状で、フジミは横にスジが無数に入っている。



上部。
長さ等はほぼ同じ感じです。


ルーフ。
ドア間の中央部分、浅めの凹みがあります。
ここら辺は、同じ感じです。


ルーフ後部の、ハイマウントストップランプ。
レベルは内装部品にあり、クリヤーパーツもある。
フジミはボディのルーフ後部にある。


ワイパー。
ブレード部分は共に同じ様な長さですが、
レベルはボンネット開閉の為、ちゃんと根元まである。


エンブレム等のデカール。
フジミの方はエッチングもある。


ナンバープレート。
レベルは欧州関係のプレートとなり、フジミは日本向けとなる。







次へ(其の弐)



もどる